fate/Stay night [Heaven's Feel] II. Lost Butterfly

1/12公開、全3章立てとなる映画の第2章。ようやく時間と席の空きを見つけて観ることができました。
第1章、柳洞寺の戦いでセイバーを失い途方に暮れるところからスタート。そこからまさに急転直下のジェットコースター。
全〇部作という映画は昨今いくらでもありますが、それぞれがそれぞれで見せ場を作って一つの物語として完結させなければならないというルールがあります。それを考えると、このHF2章は「見せ場がありすぎて、中間の章であることを忘れてしまうぐらい」。色々な意味で衝撃的なシナリオでした。
その一端を担っているのが、今回の映画に関して家庭用移植版でカットされたPC版独自のシーンを再現したこと。
忘れがちですが、大元のfateは18禁のアダルトゲームでした。その際にショッキングなシーンやアダルトなシーンを出来る限り取り除いて家庭用ソフトとして出すわけですが、当然カットした分のインパクトとはまた別のものになってしまうわけで。
今回の映画では、そこに真っ向からぶつかっていった。まさに全身全霊、全力のfate/stay nightインパクトをぶつけてきたわけです。
見てきた人の感想を見てもあとあとまでショックを引きずる人も多く、その状況を見てからの観覧だったわけですが、そりゃあそうなる…と納得の出来でした。あの後半の嵐のような展開は見たこともない、感じたこともないような感情に襲われてきます。

最終章「Spring Song」はなんと2020年春。公開時期はHFの物語の展開に沿っているようなのですが、それにしても1年以上先というのはさすがに辛すぎる…