ドラマ「チャンネルはそのまま!」

北海道ローカル、HTV50周年記念で制作された全5話のドラマ。ローカルテレビ局を舞台に、実在するのか疑わしい「バカ枠」で採用されたらしい新入社員、同期を中心に巻き起こるドタバタコメディ。HTVでは18日より放送、Netflixでは11日より毎日更新という形で先行して全国視聴可能で、さきほどきっちり全話見終わりました。
制作にあたって移転した後に残ったHTVの旧社屋を使用しており、リアリティは十二分。むしろそれ以上に廊下や駐車場、平台公園にスタジオと「水曜どうでしょうで見たところじゃん!!」と何度も叫んでしまうほど。この社屋、もう使われていないんですね…。
Team NACS全員出てきたり、ヒゲこと藤村忠寿が本人モデルにしたらしいという役どころでひたすら甘いものを食べ続け、あの人やこの人もとんでもないところで出てきたり、そういえば仮面ライダーエグゼイドの飯島寛騎さん札幌出身だったんですね、という納得のキャスティングがあったり。あらゆる方向性から笑わせに来るのが本当にズルい。
そして何より、4話目以降で巻き起こる一つの事件。ドラマなのにノーカットでやっているんじゃないかとも錯覚するようなライブ感、これがまさに驚嘆の一言に尽きます。
どことなく本広克行総監督の「踊る大捜査線」らしいところもあって、最終的な着地点があそこだったのかなとも思えるところがあったのですが、それを差っ引いてもとんでもない完成度。最後の方はもう「すごい」しか言っていませんでした。