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最近映画紹介系の漫画がちょっとしたブーム。
「シネマこんぷれっくす!」とか「おやすみシェヘラザード」など、単純に紹介するわけではない独特の切り口での紹介っぷりが人気の秘訣といったところでしょうか。
で、この「邦キチ!映子さん」はその極北とも言えるコメディ。ほどよくブラックになった「日ペンの美子ちゃん」六代目作者による少女漫画風のタッチとは裏腹に、その映画の切り口は豪快かつクレイジー。そして謎の納得。
そもそも現在において取り上げるところなど皆無であろう「キャシャーン」や「テラフォーマーズ」「ドラゴンボールEVOLUTION」(ただし全て実写)を取り上げた上でバッサリと要点を説明、「いや評判悪かったよね?」みたいな登場人物のセリフを混ぜつつ「いえ、違うんです!!」と押しどころを紹介。
これが「マジで!?」という共感を呼び、本当に見たくなるという寸法。ここまでざっくりとした紹介で見たくなるというのは本当にすごいこと。

なお、単行本限定収録の題材は実写版デビルマン