「レイドバッカーズ」見てきました

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スタジオ五組の新規製作オリジナル作品、脚本に「天体戦士サンレッド」「蒼き鋼のアルペジオ」「このすば」の上江洲誠、監督に「ご注文はうさぎですか?」の橋本裕之、制作はスタジオ五組…とよく見る人達の集まったアニメ。
話としては単純明快、「異世界転生の逆をやろう」というもの。魔王討伐に名乗りを上げた狂戦士(美少女)、暗殺拳をマスターした格闘家(略)に魔法使いに姫騎士が魔王の転生に巻き込まれて京都へドーン。しかもその魔王はとてもおとなしい世界征服なんて考えるのもやめた小学生に。勇者たちも俗世間に慣れてしまい、今やすっかり自宅警備員、カレーせんべい片手にゲーム三昧。
そんな前提や、京都にヘンテコな敵が出てきた理由とかもすっとばして夏休みの一日を描く映画でありました。妙に整理されたキャラ設定に完成された人間関係、それを軽く説明したうえで当たり前かのように進んでいく日常と非日常のスイッチっぷり。
しかも主人公たちもヘンテコ、周りのキャラもヘンテコ、何せ魔王討伐のリーダー、転生したらモッフモフな犬!その絵だけでも十分面白いのに、やたらと熱のこもったアーネリア姫(現在は犬)役の内山夕実さんの演技も凄まじく、こういう空気のアニメであればもう少し見ていてもいいかなぁ…というような作品でした。
それにしても、どこかTVシリーズが存在していてその一部を切り取って見ているかのよう。もしかしたらこの映画が新しいシリーズへの足掛かりになるのかも?そんな期待を持たせてくれるような終わり方。とりあえずお金払って見に行った分は期待しておきましょうか。