受け入れられぬ死と、その先の未来

記念すべき文庫版ジョジョ50巻でストーンオーシャンの完結。
うーん、個人的にストーンオーシャンはあまり楽しめなかったんですよ。主人公が全滅してどうしようもない中で「無意識」の攻撃で逆転。ジャンプにしてもやりすぎじゃないかとは連載当時思ったものです。
とはいうものの読み返してみると割とあっさりした印象でした。ウェザーやF・F、アナスイエルメェス、そして承太郎と徐倫とリレーし続けてきたものが最後にエンポリオに…という命のリレーはジョジョの基本である「命の賛歌」であると共に5部に近いところではあります。「スターダストクルセイダース」や「ダイヤモンドは砕けない」のような派手さはないんですが、少しずつ読んでいくと解ってくるような良さがあります。
とはいえ、承太郎という完成された最強のスタンド使いを破る方法から始まってるような能力はどうかと思いましたけどね。これはディアボロにも通ずる部分ですが。

さて、恒例のあとがきは…「コメントですが、実を言うとありません」
荒木先生、そこまであっさり風味じゃなくてもいいじゃないですか。


しかしまぁ…コミックスを買っていない分、文庫で買いそろえようとずっと買ってきたジョジョ。カターダストクルセイダースが終わって4部まだかなーなんて言っていた頃が懐かしいものです。あれからもう5年ぐらいですか。気づいたら50冊きっちり買いそろえてました。来るところまで来てしまったんだなという気分が。これもまた一つの極地到達でしょうか。