夏のあらし!8巻

含みを持たせつつ、いい終わらせ方をしたなぁという印象。7巻以降はあらし達自身を助けるために一、潤、英雄、マスター達が自ら動いていくような展開になっており、そこに至るまでの道程と横浜大空襲を前にした絶対的かつ理不尽な恐怖に立ち向かっていくという流れ。
終わってみると、やや駆け足にも見えましたがそれぞれのこころの成長が凄く上手く書かれていたような気がします。それぞれに心の奥底にある悩みを抱えつつ、出会い、別れ、恋をして、パートナーと信頼関係を築き、少しずつ前へ向かって歩いていく姿が印象的。
余韻のある終わらせ方って好きかも。