仮面ライダーオーズ

今回は4つのパートに分かれています。まず「仮面ライダーオーズ」。最終回後という設定で作られたオリジナルストーリーで、40年後の未来から戦うためだけにやってきた仮面ライダーポセイドンにオーズが立ち向かう…というお話。その影に40年後の世界で戦う仮面ライダーアクアというライダーの存在も出てきます。
オーズのメダルシステムとは関係のない新しいライダーと、メダルシステムを進化させたような敵ライダーが登場します。「レッツゴー」や「CORE」の巨大ライダーのようなイレギュラーはあれど、オーズの敵役として普通にライダーが出てくるのは珍しいところです。
面白いのは、最終回でメダルが割れて消滅したアンクが突然戻ってきて、さらにアンクがきっちりと恐竜意外のコアメダルを3枚ずつ確保しているところ。これでメダルが足りなくて変身できない制限があっさり消え去って、いくらでも映司が戦えるようになりました。アンク復活に関してはもういつものライダーで「細かいことはいいんだよ」システム…かと思いきや、ちゃんとオチがついており、結構安心。
とはいえ客演扱いのバースがなんとも無残。やっとフィギュアーツの発売が決定したプロトバースはあっさり廃棄処分、後藤ちゃんもろともあっさりと退場していきます。それでもただでは転ばないのがバース・チームと言ったところ。生身でも完璧なコンビネーションを見せてオーズを助けてくれます。里中との掛け合いも楽しいところです。里中さんのキャラが濃すぎてオーズの終盤から伊達さんがツッコミ役に回ってましたっけ。
40年後のヘタレライダー・アクア。水が苦手なのに水で変身するライダーになってしまった残念な男。それでも結構見せ場はあります。キック技もなかなかカッコ良かったですし、彼主役の映画とかも見てみたいかなぁという感じ。