映画ポケモン キュレムvs聖剣士

未見の方もいるのでネタバレを最小限にとどめてのレビューとさせていただきます。でも半分はネタバレになっているかも知れないので、劇場に情報なしで行きたい方は読み飛ばしてください。今年に関しては、毎年期待はしていませんけどね…という書き出しで書きたくなる感じ。
主人公をサトシにせず、ケルディオに絞る仕組みは良いと思います。いつもならこの辺でサトシが超人化してふしぎなことが起こったりするものですが、今年はそういうの一切なし。根性論を叩きこむだけのサトシはさながら松岡修造のよう。一つだけ見過ごせないことがあったんですけど、これはまぁ共犯ということで。
一方でケルディオはといえば、喋ることに一抹の不安を覚えながらも、途中からハマり始めてるのが分かってくると、引きこまれていきます。しょこたんは予想以上に上手かった。ただ、どこか掘り下げが一歩足りない感じ。踏みこんだ部分をもうちょっと見てみたかった、というのは三剣士+ケルディオの関係が綺麗に見えたでしょうか。子弟愛は美しい、けどポケモンに「聖剣士」というちょっとファンタジックなキーワードが似合うかというと…。
あとちょっと前に出ていればかなり化けた気がするんですけど、もうちょっと欲しい惜しい映画でした。

あと短編の方も。こちらは久しぶりの面々を見かけてなかなか悪くない映画でした。あ、こいつもいる!こいついたっけな!あぁそうそうアイツの手持ちだった!!みたいな発見がありました。