超スーパーヒーロー大戦

ゲームが攻めてきた!助けてエグゼイド&キュウレンジャーみたいな映画。
ライダー大戦、GPと続ければ春映画のこのライン5作目になりますが、なんだかやっと着地点というか、無難なところについた感じです。ヒーローを大量に出そうとしたらドラマ部分がダメだったり、ドラマを重視したらヒーローの数が極端に減ってアクションが面白味がなくなったり、GPは…まぁいいか。そういう意味では前に比べれば安心して見ていられるかなあという感じでした。
話の根幹に関わるのは永夢の「『超スーパーヒーロー大戦』をノーコンティニューでクリアしてゲーム世界のヒーロー達から協力してもらうぜ」というパート(つまりアクション)と、飛彩の「過去に担当した少年の足取りを追う」というパート(つまりドラマパート)にきっちりと区切られます。それぞれのエグゼイドにおける立ち位置がだいたいわかる感じでしょうか。
ここにキュウレンジャーのナーガとバランス、ジュウオウジャーからアム(CRとのやりとりはちょっと面白い)、ポッピーが巻き込まれたりでストーリーがすすんでいきます。そこに飛び交う「ゲーム世界のヒーロー」達。客演のヒーローは割と使い捨てになりがちなので「ヒーローのお祭りゲームがあってそこに登場するヒーローなんだよ」って説明でだいたい済ませられるのはだいぶありがたいことじゃあないでしょうか。モモタロスを含めた八雲・陣・北岡のやり取りはかなり面白かったです。
肝心のアクション部ですが割と見応えはあったし、戦隊とライダーを混成させたチームという縛りでうまく咬み合わせてよかったなと、しかしながら「永夢パート」「飛彩パート」の戦闘シーンが飛び交って物凄い散漫になるというか、今まで見たことがないぐらいめまぐるしくシーンが切り替わるアクションシーンで首をひねるところ。
とはいえ、トゥルーブレイヴもカッコよかったしマキシマムの巨大化やらアマゾンネオのお披露目やらあって見どころ満載ではありました。差し引きあっても見応えある映画。


でもゴライダーは必要だったのでしょうか。