仮面ライダー平成ジェネレーションFINAL

平成ジェネレーションも2作目にして最後。というか平成がもう一年少しで終わりですから。さらに平成ライダーも19作目、ディケイド以降でも9作続いて色々とネタがたまってきたので、ここで一旦清算…という形。
なんといっても一番の目玉はオーズ、鎧武、ゴースト、そしてフォーゼがオリジナルキャストで登場。もはやそれぞれが若手最有力な俳優に成長した中でのこの共演はまさに奇跡。贅沢を言えば、まだまだ奇跡を起こせそうな余地がありそうなところではありますが、それでも驚異的としか言いようがない。
そしてそれぞれが当時そのままの姿・演技であるというところ。弦太郎のあの笑顔も、映司とアンクのコンビも、タケルの…ちょっと髪色大人しくなりましたけど凛々しさも、あと紘汰のデタラメな強さもそのまま。凄い俳優になったものです。
もちろんストーリーもこれまで以上にしっかりとしていて、独立した(世界観設定のせいで)ビルドとそれ以外を繋げるのに平行世界の存在を仄めかしつつ、ビルドサイド・エグゼイドサイドで話をしっかり進めていくのは今までになく、なかなかに楽しめました。それ以上に敵役であるオーケンの演技がまた冴えている。あの二面性あるキャラをオーケンがやるという必然性。これもまた奇跡。
夏映画から今回の映画、そして謎がまだまだ残るビルドの今後の展開がまた楽しみになる、平成ライダー最大のお祭りとして楽しむことができました。