天気の子

新海誠監督の最新作。実のところ今まで見たことがなかったのですが、去年の年明けにTV放映している「君の名は」を見てスゴイじゃんとなり、今回はちゃんと見に行かなければとIMAX映画館の席を確保した次第。
「君の名は」もそうでしたが今回もちょっと不思議な現象を軸にしたボーイミーツガール作品。しかしながら前作のような(三葉と瀧の入れ替わりを主体にした)視点の入れ代わりがないせいか、前以上に見やすいイメージ。
何よりも目を見張るのは雨の降りしきる東京の景色の美しいこと美しいこと。2010年代の東京・山手線沿線を忠実に再現しきっており、「ここはあの場所だ」「すぐそこじゃん!!」とうれしくなるものです。なので、見に行くとしたら新宿や池袋、上野などをお勧めします。特に新宿。
そしてこれでもかというような人物描写の妙技。主要キャラからサブキャラに至るまで、どこまで作りこまれているんだろうというぐらいで、それがしっかり演者にフィードバックされていて素晴らしかったです。

シナリオに触れない程度に感想を述べるとしたらこんな感じ。個人的には「君の名は」よりは好き。良いものをみさせていただきました。